末期のパーキンソン病患者に対し家族はどのように接するべきか

末期のパーキンソン病患者に対し家族はどのように接するべきか

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パーキンソン病を発症し寿命を迎えるまでには5年から10年ほどと言われています。
進行の程度は発見が早ければ投薬治療である程度症状を遅らせることは可能ですが、パーキンソン病の多くは老人特有の肉体の衰えと判断され発覚した時は末期であることが多いのも特徴です。
末期になると言語障害、認知症、寝たきりの症状が現れ、家族による全面的な介護が必要になります。
すでに中期までの症状で体のこわばりや嚥下障害などが起こっているため、介助には時間がかかり自力での食事が難しい場合は胃瘻の造設も考えなければなりません。
また、認知症の症状でコミュニケーションが思うように取れず、本人や家族にとっても大きなストレスとなり精神症状を悪化させてしまう要因ともなりかねません。
このような状況で家族としてどのように関わることが本人にとってより良いのでしょうか。

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パーキンソン病にとって最も良くないのが安静にすることであり、体の機能を徐々に衰えさせていく病気ですから治療と並行してリハビリを行うことが症状を遅らせる鍵になります。
パーキンソン病であることを理由に動かないのは進行を早めるだけですので、安全面に気をつければ積極的に動いて構わないのです。
しかし、末期症状まで至ってしまうとリハビリを開始しようにも寝たきりになって身動きが取れない状況になっている可能性の方が非常に高いです。
この状況から出来ることは家族が介護を行う他にも一日中ベッドで過ごさせず、車椅子への移乗が可能であれば移乗をさせて家の中だけでも移動をし外の景色を見せてあげたり、末期の言語障害があって返事がなかったとしても話しかけて会話を試みて下さい。
こうしたことが刺激となり、本人の認知機能の低下を防ぐことに繋がります。
パーキンソン病でなくても一日中寝たままの状態で過ごせば認知症のような症状を起こし、本当に認知症に変わってしまうことがあるので刺激を与えることは有効な手段です。
末期症状だからと家族が諦めずにまだ本人が出来ることを探してあげることで本人にとっても刺激となりそれが生きる活力に変わります。
パーキンソン病で末期症状となったことは家族には絶望的でしょうが、完全に何もかもを失ったわけではないことを理解し、本人の希望を一緒に見つけてあげましょう。

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